日本から友達がフィリピン・セブ島にやってきたら有名な観光地は案内できますが、今回行ったことのないシマラ教会へ連れてってと言われました。
確かにシマラ教会は旅行会社がツアープランも用意するほど有名ですが、私はまだ一度も行ったことがなかったので、ツアープランに参加するか、自力で行くか悩みましたが、今回日本から来た友人がひとりだったので自力を選択しました。(複数人のグループだとレンタカー代など安く抑えられるのでツアーに参加していたかもしれません。。。)
それでは自力で行くシマラ教会の行き方をお伝えします。
シマラ教会行きのバスとは?
自力でセブシティーからシマラ教会へ行くには公共バスに乗っていくことになります。
まずは、コロン地区Eモール(Elizabeth Mall)横にあるサウスバスターミナルへ行きます。
手荷物チェックを受けて、中に入るとチケット窓口があるのでシマラと伝えます。
するとエアコンバス(250ペソ)かエアコンなしバス(150ペソ)かと聞かれるので、どちらか好きなほうを選んでください。
私の場合は、エアコンバスだと数分後に出発して、エアコンなしバスだといつ出発するかわからないと言われたのでエアコンバスを選択しました。
(フィリピンあるあるですが、乗り合いバスやバンは出発時刻表などなく、乗客が満員にならないと出発しません。)
チケットを購入して、OSLOB(オスロブ)方面の待合場所へ進むと、チケットチェックしている係員がいるのでチケットを渡してチェックインします。バスが待機しているとすぐに案内してくれます。もしバスがまだ着いていないならベンチに座って待つことになります。
オスロブ行きのバスに乗り込むわけですが、乗客の行き先はみなバラバラです。シマラで降ろしてもらうには、シマラを通過する時に”ここで降ろして下さい”と言う事になります。ジープニーと同じ要領です。
なので、はじめて行く際はGoogle Mapをチェックしながら、降りる場所が来たら、Lugar lang(ルガーラン)またはStop pleaseと言って止めてもらうスタイルになります。
バスの座席が運転手の横や、チケットチェックの係員の近くだと、シマラに行きたいのでどこで降りればいいか教えてとか、シマラで止めてちょうだいと話ができるんですが、もし座席が奥のほうだと話す機会がないので自力で判断しないといけないことになります。
隣の乗客に話しかけてもいいんですが、うっかりその人が居眠りしていたり、忘れていて通り過ぎてしまうこともなくはないので責任がもてません。
この点が自力ではじめて行く際の難関だと思います。
シマラ教会のバス停はどこ?
バスが出発して1時間から1時間半でCarCar Cityに着きます。それまでは居眠りしていても問題ありません。そこで何人かの乗客は降り、何人か乗ってきますので、目が覚めると思います。
そこからシマラまで30分程度なのでしっかり目を覚ましておきましょう。
次に人の出入りがあるのが、Sibongaです。ここまできたらもうあと数分で到着です。
Sibongaを過ぎると次はSimalaですがシマラ教会へ行くための最寄りのバス降車ポイントの目印はJulie’sベーカリーとセブンイレブンがある三叉路になります。
もし乗客にシマラ教会に行く人がたくさんいたら、バススタッフが大声をあげてシマラだよといってくれるんですが、そうでない場合はスルーされますのでジュリーズとセブイレが見えたらストップと言ってください。
このポイントの実際の住所はSimala地区外なんですが、教会へ行くためのハバルハバル(バイクタクシー)がたくさん止まっているのでこのポイントで降りる必要があります。
バイクのルートは上記の緑色で記したものになります。
シマラ教会までバイクタクシーが必須
セブンイレブン前で降りたら、バイタクドライバーにシマラ教会に連れて行ってほしいと話しかけてください。
値段はひとり往復で100ペソです。(フィリピン人だと往復40ペソらしい)ただし3ケツになります。3人乗りつまり2人乗客を乗せたいわけです。合計200ペソの売上にしたいわけです。
もし1人で乗りたい場合は往復で200ペソ払ってほしいと言ってきます。
要するに、ドライバーは教会に行って戻ってくるのに最低200ペソは売上げたいわけです。
ここで”?(ハテな)”と思ったんですが、なんで往復なの?片道じゃないの?
往復って言ったら、自分たちが教会を見物している間、待ってくれているってこと?
帰りの客を捕まえたほうが時間効率がよく、儲かるんじゃないの?と思ったところです。
とりあえず、教会まで乗せてもらい、”ここで待ってるから”と言って、教会の手前で降ろされ別れました。お金はまだ払っていません。
もし帰りに出会えなかったり、私が違うバイタクに乗って帰ったらこのドライバーはどうするんだろう?と思いながらトコトコと教会まで歩いていきました。
シマラ教会の要注意ポイントはドレスコード
教会に入る前に、入場口で荷物チェックがあります。
そこでちょっとした事件が!
なんと、私がはいている半パンは入場できないとガードに止められてしまいました。
一瞬、”ここまで来てドレスコードにひっかかるとは!?”と、かなりショックを受けました。
だがしかし、一緒に来た友人の七分丈パンツはOKだったので、ガードに理由を聞くと、ひざが見えるのがNGと言われました。
そこで、半パンをひざが隠れるまでず、ず、ずぃとズらしてみると、”OK”とあっさりとガードが通してくれました。
これでいいんだと疑いましたが、とりあえず中に入ることができ、ひと安心です。
なのでもし女性の方でショーパンで来たら、対応はできないと思うので要注意です。
ちなみにサンダルは問題ありません。
あとトイレは教会内にはなく、入場口の手前に有料トイレ(5ペソ)があります。
フィリピンあるあるですが、有料であれ、ひどい状態のトイレなので大は避けたいところです。
シマラ教会マリア像に願いを
私はキリスト教徒ではないので、教会の存在意義や目的があまりよくわかっておりませんが、一緒に行った友人が願いを叶えたいから来たと言っており、願いをつづった手紙を書き(寄付金額も記入)、ロウソクを購入(35ペソ)、火を灯し聖母マリア様に拝んでいました。
私はシマラ教会に行ってからはじめて知ったのですが、いわゆる願いが叶うパワースポットだったんですね。やたらと友人が連れて行って欲しいと言っていた意味がわかりました。
シマラ教会の歴史や、本堂でのお祈りの仕方や、ローソクの種類などは他のサイトで調べてもらええれば幸いです。
シマラ教会からセブへ行く方法-自力で帰るには-
教会を出て、バイタクを降りた周辺に行くと、ちゃんとドライバーが待ってくれていました。
そしてまた3ケツで公共バスを降りたセブンイレブンとジュリーズの三叉路のポイントまで向かいます。
行き道の状況をお伝えしていませんでしたが、かなりのどかで南国の自然を味わえます。帰り道は下り坂からボホール島も見えて海は広くて大きいなと感じられます。
もちろん、田舎町なのでノー●ルめっとです。
三叉路に着いて、ひとり往復100ペソの2人分、合計200ペソを渡しました。
この時、シマラ教会へ連れて行くバイタクの仕組みがなんとなく理解できたような気がしました。
片道ずつ料金を取って、時間効率よくどんどんお客を乗せて送って行けばいいと最初は思ったんですが、そうなると、価格競争が生まれたり、お客を取れないドライバーがでてきたりするので、確実に拾ったお客を元の場所に届ける方が時間は多少無駄になるけど売上げは確保できるし、お客側も確実に帰れるから安心かなと思いました。
で、三叉路に着いて、次どうすればいいのかというと、北に向かうバスが来ないかひたすら待つだけです。北に向かうバスはすべてセブ(South Bus Terminal)行きなのでどのバスに乗ればいいのか迷うことはありません。
そしてエアコン付きバスかそうでないか、混んでいるバスか、そうでないかを見て、選ぶだけです。
手を上げるとバスは止まってくれます。
乗り込んで、空いてる座席に座ると係員がどちらまでと聞いてくるので、セブまでと答えると230ペソ(エアコンバス)と言われました。行きは250ペソで、帰りはなぜか230ペソでした。
セブだと終点なので、居眠りしても大丈夫です。2時間程のバス旅で、サウスバスターミナルに着きます。
シマラ教会ツアーまとめ費用はいくらかかる?
エアコン付き公共バス(サウスバスターミナル~シマラ) 250ペソ×2(往復)=500ペソ
バイクタクシー(シマラ三叉路~シマラ教会) 100ペソ(往復)
以上、合計600ペソの交通費のみになります。
各自ホテル~サウスバスターミナルまでのタクシーやジープニー代は書いていません。
もし運転手付きレンタカーを手配すると3000ペソ程、旅行会社のツアー(日本語ガイド付き)に参加するとひとり4~5000ペソ程かかります。もちろんホテルからシマラ教会まで直送迎です。
自力で行くと費用がかなり抑えられますが、おそらく精神的にも肉体的にも疲れます。
同行者の中に一度でもシマラ教会に行ったことがある人いれば自力で行くのはとても節約ができていいのですが、誰も行ったことがなく、この疲労を避けたかったら、レンタカーやツアーを利用したほうがいいかもしれません。
コメント